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所用で銀座に出かけたら、 「全国一大当たりが出る」ことで有名な宝くじ売り場が空いており、 日頃、宝くじを買うことは滅多にないのだけれど、 そういえば、2008年は "山羊座12年に一度の大幸運の年" だったっけ、 ココはひとつ、三億円でも当ててみようか、 当たったら、二億円はおひとりさまで迎える老後のために貯金(心配性なのよ)、 五千万円で家購入(キャッシュでね)、 残りの五千万円は世のため、人のために(勝手に期待しないように)、 そう皮算用しながら、いそいそとお財布を出した。 ところが年末ジャンボ宝くじの発売は19日で終わっており、 私が購入できたのは初夢宝くじ。 しょぼーん(T_T)。 "12年に一度の大幸運の年" の翌年の運勢なんて、知りたくもない。 そもそも初夢宝くじでいくら当たるのか、 抽選日がいつなのかも知らない。 あと24時間で終わってしまう "12年に一度の大幸運の年" は、 幸せだったかどうかはともかく、 実に濃かった。 自分も、自分を取り巻く環境も目まぐるしく変化し、常に動いていた。 自分の集中力と出し得る知恵と時間は、 公:私=8:2の割合で費やし、そのために注いできたと思う。 その結果、 家に花を飾る回数と、 ガス代と電気代と、 プライベートのアポイントメントと、 睡眠時間とブログ更新頻度は激減し、 その代わり、 打ち合わせと、 交換した名刺の数と新しい出会いと、 残業メシと愚痴と弱音と、 そして勝負スーツがうんと増えた。 いつかはこの業務に専念したい、 その仕事でキャリアを積みたい、 そう願い続けてきたことが、 周囲の環境の変化により思いがけず実現したのだけれど、 ラッキー♪ と喜んだのもつかの間、 途端に、膨大な業務量と責任が自分に降りかかり、 社内外からはその担当管理責任者として見なされ、 緊張を強いられる日が始まった。 私が交渉しなければ、私が決断しなければ、周りが動けない。事が進まない。 そんな状況に置かれているというのに、 自分にそれだけのskillやcompetenceが備わっていないこと、 知識と経験の乏しさを痛感し、 少しでも補えればと、春からその専門の学校で勉強を始めた。 快諾しサポートしてくれた会社には心から感謝したい。 努力は最小限、できれば何事もテキトーに、ラクしながら生きたいと思ってきた私が、 社会人生活20年間で初めて必死になったと思う。 18:30に仕事を一旦切り上げて、 スタバで買った眠気覚ましのコーヒーを持ち込み、 最前列の席を陣取って19:00から22:00まで休憩なしの授業。 業界で活躍されているプロフェッショナルの講義を受け、 講義後は質問の列に並び、 その後、会社に戻って再びお仕事。 週末は課題制作に追われ、 自宅のパソコンはブログとメール以外の用途でもおおいに活用した。 新しい知識を吸収することが、こんなにワクワクするなんて。 学んだことを実践するのが、こんなに面白いなんて。 同じ課題で、こんなにも人によって思考や見解が異なるなんて。 異業種同職種の仲間の存在が、こんなに心強いなんて。 タフな日々に耐えられたのは、 ひとえにそれらの発見と人との出会いと、 そして周りの人たちの理解があったからだと思う。 確かに運に、そして人に恵まれた年だった。 "12年に一度の大幸運" は電撃結婚でも三億円でもなかったけれど、 ま、いっか。 年が明けたらどうなるんだろう。 論理上は、向こう12年間幸運とは縁がないということになるのだけれど…(-_-;)。 策や名案があるわけでもなく、 変化を怖れず、時には流れに身を任せながら粛々と、 それに尽きるんだろうなあと思う。 "公:私=8:2という超アンバランスな比率の是正"について、 旅先で自省しながら新年を迎えようと思う。 皆様、今年もお世話になりました。良いお年をお迎え下さい。
by apricot0113
| 2008-12-31 04:05
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