自分自身にまつわる出来事と感情の記録
by 杏
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頭痛でも腹痛でも、
動悸でも目眩でも、
花粉症でもギックリ腰でも予防接種でも、
なんでもかんでも、
まず相談していたクリニックの先生が急逝された。
たいした症状がなくても、
ストレスが溜まって先生のクリニックに駆け込むと過労と診断され、
"点滴"という名目で一時間ほどベッドでサボらせて休ませてくれたり、
病気やお薬のこと、
紙に書きながら丁寧に説明して下さるのはもちろん、
患者の話にじっくり耳を傾ける先生と話しているだけで気が楽になり、
まるで病気が治ったような気になれて、
ほとんどの場合、クリニックからの帰り道はキモチが元気になっていた。
誰に対しても気さくな方で、
誰にとっても、
体を診る医者である前に、
人を看る優しいカウンセラー的な存在だったと思う。
同じく先生のファンだった上司が、
数日前インフルエンザの予防接種を受けに行ったら、
先生は一週間前に急性腹膜炎で亡くなりました。
受付でそう告げられた上司は呆然として帰ってきた。
医者の不養生とは言いたくないけれど、56歳は若過ぎる。
今年も、もう、師走を迎えてしまった。
ここ数年、私は年末年始にぶっ倒れることになっている。
一年の疲れがどっと出るせいなのか、
一年を無事終えて気が緩むせいなのか、
年忘れと称して暴飲暴食するせいなのか、
また一つ、年を重ねる前に焦って暴走するせいなのか、
年末年始の長い休み、寂しさと不安が募るような恋をしているせいなのか、
新たな一年に向けて緊張感が高まるせいなのか、
年が明け、松も取れる頃、
なんらかの症状を抱えて、また、先生のもとに駆け込むはずだった。
12月から使い始める来年度の手帳に、
予定やToDoListを書き込みながら武者震いするのは、
やる気が出てきている証拠なのだけれど、
先生がいるから、安心してぶっ倒れるまで頑張れたのに、
先生がいなくなったら、どうしたらいいんだろう。
ブレーキを掛けながらホドホドに、なんて、そんなコト出来るもんならとっくにやってる。
過去の恋が忘れられなくて苦しみ、
増える業務と重くなる責任とプレッシャーが重なり、
過労と心労でカラダが悲鳴をあげたあの時、
私は、本当に本当に先生に救われた。
頼る人を失った今、心細くてたまらない。
by apricot0113
| 2009-12-06 23:13
| 今
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