この1ヶ月間、自分でもよく頑張ったなと。
人員は削減されたままなのに、
業務の内製化という名の下、外部に委託していた業務を引き継ぎ、ようやく独り立ち。
新しいシステムの導入を指揮し、
週末なしで立て続けの国内出張、海外出張。
想定外のトラブルが起きて頭を下げたり、報告書を書いたり。
5年前、10年前、20年前なら、目の前のタスクが多いほど、
さあ、やるぞーっ\(^o^)/
という気になれたものだったが、最近はめっきり、
うーん、体力持つかな、大丈夫かな…えーい、もうなるようになれ、
という心境に変わったことを実感する。
年の功による余裕のような気もするが、
加齢に伴って生じる弱気のような気もするし、
単なる投げやりになったとも言えなくはない。
この週末は、久々に東京で、のんびりと心穏やかに過ごした。
朝の清々しい時間を狙って、友人と明治神宮を散策。
本殿では、
この1ヶ月を無事に乗り越えたことの御礼と、
家族に関するお願いをあれこれと。
お日柄がよかったのか、花嫁さんを3人見かけた。
うん、やっぱり、次、結婚する時も和装・神式でいこう、
根拠も予定もマッタクないのだが、心の声が聞こえる。
今回私は初めて訪れたのだが、神宮内の御苑(有料)がとてもいい。
周囲のビルは見えないし、都会の喧騒も聞こえない。
野鳥がさえずり、太った鯉や亀が池を泳ぎまわり、
手入れの行き届いた睡蓮や花菖蒲が、凛と咲き誇っていた。
早起きは三文の徳。
私たちが帰る頃、
パワースポットと言われる清正井を目がけて、団体さんがどっと押し寄せてきた。
奉納されているお酒たち。
日本酒もワインも、飲むのはどっちも好きだけれど、
日本酒の薦被りは、つくづく美しい、アートだなあとみとれてしまう。
おそらく30年ぶりぐらいに訪れた、原宿竹下通り。
欲しいものが、見事に一つもなかった(笑)。
朝から飲まず食わずだったので、
唯一、竹下通り定番のクレープの店の前で、お財布を取り出しそうになったが、
オトナなら、やっぱりガレットとビールでしょっ!
暑い陽射しの中、表参道まで歩き、お目当てのフレンチの店でブランチした。
五臓六腑にしみわたるビールの美味さは、
この苦しい時期を頑張って乗り切ったからこそ、
早起きしてたくさん歩いたからこそ。
こういう時、年取るのも悪くないし、オトナっていいわあ~と思う。
若い頃を懐かしむことはあっても、戻りたいと思うことは滅多にない。
この先もそうであって欲しいなあと思う。