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中学時代の同級生男子三人と33年ぶりに会った。 私は長い間、小中学校の同級生とは疎遠になっており、 進学や就職のことも、 結婚したのかどうかも、 今、どこで何をしているのかも、 情報のインプットやアップデートがないまま、やや緊張しながら店に向かったのだが、 店の扉を開けた途端、 ビールを飲んでいる男たちに懐かしい面影を見つけ、 思わず声を上げて駆け寄り、 それから5時間、終電まで大いに飲んで喋って笑った。 いい感じに年を重ねてきた男の顔に刻まれた皺は魅力的だ。 生き生きとした表情から、家庭も仕事も充実しているのがわかる。 話を聞けば、 そこに至るまでに思いがけない試練や遠回りもあったりするのだけれど、 過去より今が大事、今が元気で幸せなら何より、 しみじみそう思える夜だった。 彼らもまた、私のこれまでの33年間を知らないわけで、 中学時代と変わらぬ姓の名刺を差し出しながら、 あの頃は、フツウにお嫁さんになってお母さんになると思っていたんだけどねえ、 人生ってホントわからないなあと思う…後悔はしてないけど。 彼らから見ると、私のこの生き方は意外だったのだろうか、 みんなで励ましてくれた(笑)。 当時、T君と私は周囲も公認のカップルだった。 自分で言うのもアレだが、私の中学時代はモテ期と重なり、 T君と公認カップルながら他の男子とも浮名が立ち、 毎日がバラ色で充実していてそれはそれは楽しかった。 で、今だから聞くけどさ、ぶっちゃけ、二人はどうだったわけ? 他の二人が興味津々に聞いてくる。 今だから聞ける、今だから言えるシリーズは、同窓会の定番。 大変盛り上がる。 T君と私、お互いの断片的な記憶を繋ぎ合わせてみたところ、 席替えで、隣になりたい人に私の名前を書いてくれていたこと、 林間学校で、真夜中、私がT君のいた男子部屋にもぐりこんだこと、 体育館裏の階段下で気持ちを打ち明けあったこと、 中二のとき、一時的に距離が遠ざかった原因をお互い思い違いしていたこと、 卒業式翌日、デートで観た映画はソフィー・マルソー主演のラ・ブームだったこと、 新たな事実が判明したり、忘れていた記憶が蘇ったり。 ケイタイもメールもなかった時代、 どうやって連絡を取り合っていたかは二人とも思い出せなかった。 親の取り次ぎにビクビクしながら家の電話にかけていたのだろうけれど、 それもマッタク思い出せない。 でも三年間通して相思相愛の時期が一番長かったのは、俺たちだったよな。 こういうコトをさらっと言えて懐かしめるようになるから、年を重ねるのは悪くない。 この日、T君はお嬢さんに、 今日お父さんは中学時代の彼女に会うんだ、 と話してきたらしい。 娘が、と言うときに見せた彼の柔和な眼差しはとても優しくて素敵だった。 それにしてもバラ色だった中学時代、 部活も勉強も恋愛も見事に両立させていたのに、今はどうだろう。 まるで別人になったかのように、バランス感覚も(恋愛に対する)積極性もない。 何より(恋愛に対して)欲がない。 今年はついに、 誰かにチョコレートをあげたいとすら思わなくなってしまった。 このまま枯れてしまうんだろうか。
by apricot0113
| 2015-02-15 18:31
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