自分自身にまつわる出来事と感情の記録
by 杏
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宿帳に書かれた苗字が違うのに、
どうして「奥様、ご主人様」って呼ぶんだろう。
きっと、
親子ほどの歳の離れた男女が泊まっても、
高校生カップルみたいに童顔の若い男女が泊まっても、
「奥様、ご主人様」って呼ぶんだろうね。
客商売では、きっとそれが無難な呼び方なんだろうね。
旅館に泊まるのは、法的に認められた夫婦だけじゃないのに。
人目につくのを避けて、隠れ家に籠る男女もいるのに。
主人が~、とか、愚妻が、家内が、カミサンが、
って言ったり言われたりするのが、
かつてはすごく好きだった。
自分の位置づけを世間に対して告知しているみたいで。
パートナーとの愛情の度合いを再確認しているみたいで。
言うことも言われることもできなくなった今、杏は杏。
好きな人が、時折、口にする「カミサン」に胸がぎゅうっと痛くなり、
仲居さんに言われる「奥様」にどこかくすぐったくなる。
魚屋のお兄ちゃんや八百屋のおじさんに、
「奥さん、これ安いよ~。持ってきな。」
って言われても全然平気なのにね。
錯覚するつもりも演じるつもりもないけれど、
敢えて否定もせず、聞き流すだけ。
「いいえ、私は妻ではございません。都合のいい女ですのよ~。」
「いいえ、この方の奥様は別にいらっしゃいます~。」
なんて、いちいち仲居さんに説明しないからね、
いくらアタシがバカ正直だって。
・・・さて、今週末は何と呼ばれるんだろうか。
同じ部屋に宿泊するのに婚姻証明書が必要な国じゃなくて、よかった。
by apricot0113
| 2005-04-12 23:26
| 今
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