自分自身にまつわる出来事と感情の記録
by 杏
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渋谷の街中で、偶然、先生を見かけた。
あっ、と声にならない声を上げ、
気持ちの中では、
おはようございます、お久しぶりです、
だけど、何も言えなかった。
お付き合いしていた頃はいつも白衣姿だったから、
初めて見る夏の軽装がまぶしい。
一瞬見失った先生の姿を探そうとする自分と、
再び雑踏の中で見つけた先生から少し距離を置いて歩こうとする自分とがいて、
ドキドキしたけれど、
それはもはやときめきのドキドキではなく、
あの手紙に対する先生の、私を気遣う優しい言葉に返事していない気まずさ、
それだけだった。
一時間後にはもう忘れており、
うん、よかった、もう確実に先生は過去の人になった。
必ず終わりは来る、来るべき時にそれは来る。
そして、いずれその恋愛が過去のものとして受けとめられるようになる。
時間が止まることはないのだから。
だから、もう、びくびくしないで恋をしよう。
アナタとこの先どういう展開になろうとも、何でも受け入れよう。
溜まっていた想いが溢れて思わず涙まで溢れた晩、
黙って背中をさすってくれたアナタの手があたたかくて、
ああ、もう、この人を信じよう、
この人に意地を張るのも強がるのもやめよう、と思った。
それにしても、
痙攣した足をさすってもらったり、
しゃくりあげる私の背中をさすってもらったり、
いつもすみませんね、今度お肩お揉みしますから。
by apricot0113
| 2005-06-26 03:41
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