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父も私も年をとったのか、 不定期的に催される父とのデートは、 ガッツリ系のイタリアンでも中華でもなく、 あっさり系の店を選ぶようになった。 ![]() 昨夜は、私の地元の魚屋さん直営の料理屋さん。 お刺身盛り合わせには、父の好きな烏賊と帆立、私の好きなヒカリモノをお願いした。 生ビールの後、加賀鳶を冷でいただく。 夏らしい涼やかな切り子の御猪口で、私も付き合った。 親の前で、まして厳しい父の前で声を上げて泣いたのは、いつ以来だろう。 昔から、親には結果報告だけ。 相談しない、悩みを言わない、弱音も吐かないようにしてきたのは、 親に心配をかけたくない、からではない。 自分の問題は自分で解決する、 人に迷惑を掛けるな、 自分のことは自分で責任を持て、 私も姉も、そう叩き込まれて育てられてきたから、 相談しようとも思わなかったし、 相談の仕方もわからなかったし、 相談=人の手を煩わせる、とさえ思っていた。 特にうちの親には厳しく一蹴されそうで、できなかった。 だから昨夜、 思わず、今抱えている悩みや問題を打ち明けた自分も意外ならば、 杏は、会社に対して問題提起したのならば、それでいい。 それ以上はするな。 お前の立場以上のことはするな。 リスクもあることを忘れるな。 変わらない奴は、そんな程度だと思っていればいい。 変わらないことを、お前が悩まなくていい。 どんな組織でもよくある問題だ。 問題提起の責任を果たしたならば、杏はそれ以上頑張らなくていい。 そういう父の言葉も意外だった。 え、私、これ以上闘わなくていいの? 問題に気づいているのに、それを解決しなくていいの? 拍子抜けした。 一緒に怒ってくれると思ったのに、 一緒に打開策を考えてくれると思ったのに、 或いは、もっと頑張れと厳しく後押ししてくれると思ったのに、 一瞬、突き放されたようにも思った。 カウンターには他の客もいたのだけれど、 一度話し出すと、言葉も涙も止まらなくなる。 問題を解決しようとしない上司への憤り、 なかなか変わらない組織への失望、 原因不明の蕁麻疹に対する不安、 切々と訴えたけれども、父のスタンスは変わらない。 ウチでは一家の大黒柱、 ソトでは、私の会社とは比べ物にならないくらい巨大、且つ競争の厳しい会社で、 組織内の根深い問題にも直面しながら、マネジメントにも携わってきた父は、 正義感、正論だけでは簡単に変わらない、変えられないということを、 嫌というほど知っているのだろう。 "頑張るな、頑張らなくていいんだよ" 筋を通すために頑張り続けることで(或いは闘うことで)、 自分の存在意義を見い出す私のような人間には、 この言葉は却ってストレスになるのだけれど、 昨日、初めて、もう力を抜いてもいいんだと思った。 このまま問題が解決することなく、 悩みが高じて、もし、私が心身を病んでしまったら、 厳しい両親は、それを受け入れてくれるだろうか、 娘の弱さにがっかりするのではないのか、 それも気懸かりで、頑張るのをやめられなかったけれど、 昨日、初めて、もう諦めてもいいんだと思えた。 店を出て、駅まで父を見送った。 私を諭す時の父の言葉は強いし、厳しいし、 昔叱られた時に抱いた畏怖の念は、やはり今も変わらない。 けれども、駅の階段を降りていく父の背中は本当に小さくて、 足どりもおぼつかなくなったなあと思う。 階段の踊り場を曲がって、 父の姿が見えなくなるまで私が見送っていることを、 父は気づいていないだろう。 母が旅行で留守なだけに、 ちゃんと帰宅したかどうかも心配で、 でも、電話をして確かめることは父の威厳を傷つけそうな気がして、 迷った挙句、昨夜は電話しなかった。 43にもなって、どうしようもなく甘ったれた考えなのはわかっているけれど、 あと少し、もう少しだけ、 心配するより、心配かける側でいさせて欲しい。 父とのデート1 父とのデート2 父とのデート3 父とのデート4
by apricot0113
| 2010-08-09 01:42
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