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お買い物はひとりの方が気楽でいい。 人に付き合ってもらったり人の買い物に付き合うのは苦手で、 プレゼントはするのもされるのもどちらかと言うとサプライズが好きだった。 だけど今年の彼のお誕生日にはどうしてもアイデアが浮かばなくて、 本人に決めてもらうことにした。 これもいいな、でもあれもいいな、どうしよう決められない、 とうれしそうに悩む彼にくっついて、 何軒かショップを廻ってようやく贈ることができたのは、秋らしい革靴。 新しい靴は夜おろしちゃいけないんだよね、と言いつつ、 部屋に戻ってきた途端いそいそと箱を開けてみる姿を見て、 ああ、喜んでもらえて良かったなと思い、 その一方で彼が身に着ける物を選んだことに戸惑いを感じたりもする。 あ、そっか、独身男は女からもらった持ち物が増えたって別に構わないんだね 二ヶ月ぶりにようやく逢えたアナタもお誕生日を迎えたばかり、 だけど一緒に祝うことはもちろん、プレゼントを贈るなんてことは到底許されず、 甘いモノも好きじゃないみたいだから、 趣味のケーキ作りの腕前を(笑)ご披露することもできないわけで、 お誕生日おめでとう、 贈れるのは言葉だけ、気持ちだけ。 既婚者が婚外交遊に慎重になるのは仕方のないこと。 だって相手の痕跡を自分のカラダに残してはいけないのだから、 帰る家に持ち込んではいけないのだから。 杏がもし駅のホームとかで急に気を失って、 携帯に残った最後の受信メールが俺からだったら… …って思うとちょっとコワイよね(笑)。 ベッドの上でふと漏らしたアナタの言葉を翌日もその翌日も反芻した。 ああ、私はこの人に迷惑掛けているんだろうな…。 独身女に想いを寄せられることは負担なんだろうな…。 この人の言葉はいつも正直で正しい。 警戒されるのも信用してもらえないのも寂しいけれど、 その慎重さをわきまえているところがアナタに惹かれる理由のひとつでもあるから、 杏はちゃんとアナタの本音を受け止めなくっちゃ。 これまでメールは送ったら送りっぱなし、 受信したメールもただひたすら蓄積されるだけだった。 忘れるために時々アナタのメールだけ削除することはあっても、 再び溜まっていくと消し難くなってそのままにしておいた。 買ったばかりの真新しい携帯電話でフォルダの使い方を覚え、 早速フォルダ1を"アナタフォルダ"にしてみたのだけれど、 やめた、や~めた。 "アナタフォルダ"を残してあたしは死ねない、駅のホームで倒れるわけにはいかない。 履歴から遡られてアナタに連絡がいってはならない。 私の痕跡、私とアナタのつながりを残してはいけない。 送信したら削除、受信したら削除、を徹底しよう。 まるで何もなかったかのようにいつもトレイをきれいにしておこう。 それでも、思いがけず差し出されたアナタからのサプライズプレゼント、 気が張り詰めていたのがふわっと抜けてとてもうれしかった。 私のCDラックの音楽ジャンルの中で多少異色に映るかもしれないけれど、 このCDを残したまま私に何かあっても、アナタまでは辿り着かないはず。 だから安心して聴いていてもいいよね。 お部屋も片付いたことだし、 この週末はコーヒー片手にゆっくり音楽に浸りながら引越の疲れを取ることにしようか。
by apricot0113
| 2005-10-01 03:05
| 今
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