自分自身にまつわる出来事と感情の記録
by 杏
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「まだ作成されてないブログです。元のページへ >> 」
お気に入りフォルダから何度アクセスしても、画面に表れるのはこのメッセージだけ。
今日、大好きなブログが閉じられていた。
まだ作成されていない、そんなわけない。
ゆうべまではあったんだもの。
ここ数日更新はされていなかったけれど最後の記事だってちゃんと覚えてる。
あなたの静かな語り口がとても好きでした。
日々の生活でいくつもの役割と責任を果たしておいでで、
きっといろんな思いもおありになったでしょうに、
決して激昂することなくいつも静かに周りを見つめられ、
穏やかな言葉で淡々と心情を書き綴っていらっしゃいました。
行間から感じられる芯の強さに憧れていました。
どちらかと言うと感情吐き出し系、
何かあるとすぐヨワヨワになる自分は、
あなたのような大人になりたい、と思いました。
年齢だけはもう充分過ぎるほど大人なのに(苦笑)。
お手本になる人と出会えてよかった。
どうかどうかお元気で。
クリスマスの前だったか後だったか、
杏ダイアリーを閉じたことがあった。
たぶん誰も気づいていない。
誰もが暮れの忙しい時期、ごく短い限られた時間だけ、だったから。
ブログごと削除すると、
「まだ作成されてないブログです。元のページへ >> 」
記事を全て非公開に設定すると、
「登録されたポストがありません。投稿ボタンをクリックして投稿してください。」
杏の実と杏色の部屋に未練たらたらで後者を選んだのだけれど、
本当は、自分が戻れる場所を残しておきたかったのかもしれない。
本当は誰かと、画面の向こうの誰かとの接点を持ち続けていたかったのかもしれない。
あの頃、書く気が全く失せていたはずなのに、
一気に削除してしまえば、
悲しい思い出を読み返すこともなく楽になれたかもしれないのに、
だけど消せなかった。
人でも場所でも馴染んだものに依存するタイプ、
こういう人間は弱い。
二度と逢えないとわかっていても、
その人の記憶に縛られること以上にその人の記憶が薄れていくことを怖れ、
二度と訪ねられないとわかっていても、
その住所を消すことができず、
その場所にあったあれこれを記憶に留めようとする。
今日、ブログを閉じたあなたのように、強くなれたらいいのに。
by apricot0113
| 2006-01-17 02:20
| 想い出
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