土地が変われば天気予報もなんだか新鮮。
(コレ、ホントの明日の予報じゃないからね。三重県の人、間違えないでね。
洗濯モノ、ずぶ濡れになっても知らないよ~。)
この夏、この地を訪れたのは決して
食い倒れるためではなく。
日本人なら一生に一度はお伊勢参り、
そんなことを何となく思うようになったのは2年前ぐらいだろうか。
天照大御神の食事を司る神、
豊受大神を祀る外宮(豊受大神宮)からお参りするのが習わしらしい。
神域に若者の姿が結構多いのに驚く。
ランニングにビーチサンダルの男、
下着かと見間違うほどの肌も露わなミュールの女が、
カックンカックン躓きながら玉砂利の上を歩いているのを見ると、
ギャル男、ギャル女もご遠慮下さい、
そう書き加えたくなる。
この日は真夏日。
けれどもひとたび木陰に入れば、3~4度は温度が低いのだろう、それはそれは涼しく、
蝉の声ですら、東京のうるさい蝉とは違ってすがすがしく感じるから面白い。
熱いお茶で一服した後は、
宇治橋を渡って、天照大御神が祀られている内宮(皇大神宮)へ。
五十鈴川御手洗場で手を清めてからお参り。
これ↑は神楽殿。
正宮の写真は撮れなかったけれど、
正宮の奥の正殿に皇室のご祖神、天照大御神が祀られている。
この佇まいを守り続けるためにどれだけの努力と思いがあったことだろう。
伝統やしきたりは古くさいもの、
そう思いがちだけれど、
それを敢えて頑なに守ること、受け継いでいくことの難しさ、大切さを、
おそらく2,000年前からそう変わらないであろう太古の森を見上げて思う。
20年に一度行なわれる
式年遷宮は、1,300年間伝承されてきた神事。
すべての社殿を新調し、ご神体を新しい社殿に移す。
この↑更地は次回平成25年の遷宮予定地で、その準備は既に始まっており、
これだけ丁寧な作業と多くの段階と長い時間を経て成し遂げるようなことが、
効率やスピードを要求される今の時代にもなお受け継がれていることに、
驚きと尊敬の念を持つ。
伊勢に行く前日、たまたま別件で診てもらった病院で、
お腹にいる
ワルモノの存在の疑いを指摘された。
当初予定していたお願い事(→これは内緒♪)に、急遽、
どうか大事に至りませんように、
を追加するわたくし。
調子のいい神頼み主義には我ながら呆れるけれど、せっかくのお伊勢参りだもの。
安心を得られればそれだけでありがたい。
こんなオーシャンビューの部屋でひとり寝(笑)。