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産科と小児科に挟まれた婦人科の広い待合室には、 三つの科の患者が混在しており、 もちろんほとんど女性だけど世代も表情もまちまち、 けれども誰がどこで受診しようとしているか一目瞭然で、 お腹のふくらみにそっと手を置く妊婦さん、 ああ、あのお腹だと何ヶ月なんだろう、動くのもしんどいだろうな、 お腹のふくらみは目立たないけれど連れ添っている男性と小声で話しているカップル、 妊娠を確かめに来たのだろうか、 それとも彼は毎回定期健診に付き添っているんだろうか、 大泣きしている赤ちゃんをあやすママ、 あんな小さな身体で頑張っているんだね、どうか早く元気になりますように、 双方の両親らしき人たちと夫と一家総出で来ている妊婦さん、 赤ちゃん、あなたの誕生を待ちわびている人たちがたくさんいるのね…。 こういう場所にいる自分は、 別に卑屈になるわけでもなく動揺するわけでもなく、 むしろ冷静で客観的だなと思う。 世の中には妊娠するために婦人科に掛かり、 出産するために産科に掛かり、 そして生まれた子どもの病気を治すために小児科に掛かる人がいる一方で、 病気治療のために婦人科だけ通って終わる人もいるのだろう。 キャンセルが出たせいで予定より早く終わったMRI(核磁気共鳴画像法)、 予約した先生の診察時間までまだ間があるから、 雑誌でも読もうかと近寄った書棚には、 たまごクラブ、ひよこクラブ、しあわせベビーマッサージ、妊すぐ、赤すぐ、 マタニティベビーグッズレンタル百科、各種絵本…、 その本に書かれた情報を必要としていない私が興味本位で手に取っても、 不審がられることはないのだろうけれど、 躊躇いと照れの方が大きくて、何も取らずに自分の席に戻った。 よかった、朝刊持ってきておいて。 代理母の記事を読みながら、 誰かのお腹を借りてでも子どもが欲しいという結論に至るまでの葛藤は、 私には計り知れないけれど、 やっぱり祖母のお腹から孫が生まれることのコトの大きさ、 祖母の母性と母親(娘)の母性とぶつかり合わないのだろうか、 将来、子どもが事実をどう受け止めるか、 そんな懸念ばかり募る。 代理出産の是非は簡単に論じられるものではないが、 社会の風潮が、代理出産は当然の選択肢、にはなって欲しくない。 代理出産を選ばなかった結果、子どもを持つことをあきらめた夫婦が、 肩身の狭い思いをしてはならないし、 代理母になることを躊躇う身内を決して咎めてはいけない。 出産年齢リミットが近づきつつあるせいか、 次に妊娠したら誰の子でも生め、 シングルの女友達が集まる酒の席で、みんなそんなコトを言うようになった。 夫と子どもを作らないまま別れた私は、 賛同もしなければ異議も唱えず黙っているだけ。 きっと母性もないし、育てる自信もないし、自分はママにはなれないと思うから―。 そんなコンプレックスが根底にあって、 ただひとつだけ、密かに怖れているコトがあるとしたら、 産んでおけばよかった、 自分の、或いは好きな人の分身が欲しい、遺伝子を遺したい、 そんな悔いや思いが突如芽生え、 自分に欠けていると思っていた母性に、この先、突然目覚めるコト、 それが何より怖い。 撮った画像にくっきり映った二匹のワルモノたちは、差し当たって悪さはしなさそうで、 婦人科の器官自体はきれいで機能も正常ですよ、 だから即手術する必要はないから経過観察をしましょう、 先生はそう仰って下さった。 次の診察は2007年4月。 その時、40歳になっている私が、 何の惑いも迷いも焦りもなく、またここで冷静に診察待ちできる自分であることを願う。
by apricot0113
| 2006-10-20 02:37
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