自分自身にまつわる出来事と感情の記録
by 杏
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決して強がりで言っているのではなく、
自分は自分の選択を後悔したことがないのに、
誰かの離婚話を聞くと私は胸が苦しくなります。泣きそうになります。
それが身の回りのお友達であっても、
ネットで仲良しになったお友達であっても、
どうにかならなかったのか、
なんとか修復できないのか、
所詮、夫婦の問題、当人たちはむしろ晴れ晴れとしているのかもしれないし、
私の感傷だと一笑に付されるのかもしれないけれど、
どうしても悲しくなってしまうのです。
今日もまた、やるせなくて泣きそうになりました。
お友達ご夫婦は、ナンダカンダいってもずっとパートナーでいられると思っていたから。
離婚したら自分を否定することになるから…だから迷うんだと思う。
これは、昨夜、たまたまテレビで聞いたタレントの発言です。
そして、まさに私が離婚を決心するまでに5年も要した理由です。
バツ1だの、バツ2だの、
人は形容詞のように簡単に口にするけれど、
役所にバツをつけられることより自分で自分を否定することはしんどくて、
自ら選んだパートナーとの人生を始めるために費やしたエネルギーの、
何倍も使ってその人生を終わらせることは、
紙切れ一枚だけど紙切れ一枚の重みを思い知らされます。
もちろん、人はいつだって新たな人生を始められる可能性を持っています。
離婚はそのための一手段、
けれども、円満な協議離婚はあっても"幸せな離婚"はないと思うのです。
幸せになるために結婚したのに、お互いを幸せにできなかったのだから。
私が家を出て行く日の朝、
いつものように出勤する彼を見送りながら最後の言葉に詰まっていた時、
杏を幸せにできなくてごめんな。
私は、長い間お世話になりました、ありがとう、と返すのがやっとでした。
こんなに歳月を経ても、人様の"離婚"に反応してしまうのは、
私はまだ誰かを幸せにしていない、したことがない、
それを改めて思い出してしまうからなのでしょう。
私は今、テレビドラマの夫婦喧嘩のシーンを見ることができません。
かつては攻撃的で相手を正論で追い詰めていくタイプだった自分が、
何かが崩壊していくところを直視できなくなりました。
何も築きようもなく、育みようもなく、
だから崩壊しようもない一方通行の恋は、
幸せにはなれないけれど楽でもあるのです。
お見苦しいブタの絵の後に、自分の生誕40周年記念記事、その後がコレかよっ!
…と、自分で先にツッコんでおきます。
by apricot0113
| 2007-01-16 01:18
| 今
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