自分自身にまつわる出来事と感情の記録
by 杏
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「相談したい事があるんだけど。」
学生時代から20年来の付き合いになる男友達から連絡があった。
私と同じ頃に結婚して、同じ頃に離婚して、今はシングルライフを謳歌している彼。
確か、来月には新築マンションに引っ越すはずだ。
どうやら、A@20代結婚願望有りと付き合っているうちに、
Bという人妻さんとイイ感じになって、
それがAにばれて、
Aがだんだん精神的におかしくなってきたらしい。
Aが人妻Bに送っているケイタイメールのコピーを見せてもらった。
かなり危ない。
脅しを含んだ、ちょっとストーカー的な怖さのある文章だった。
彼が私と会っている時間も、Aは人妻Bにメールを送り続けている。
あたかも、彼が、今、Aとデート中であるかのような文面。
少しでも人妻Bより優位に立とうと、虚勢を張ったメール。
悲しい嘘だった。
それが、人妻Bから彼のケイタイにせっせと転送されてくる。
私は、枝豆をつまみながらその画面を覗く。
うーん、かなり思い詰めてるわね。
Aはよっぽど誰にも取られたくないんだね、彼のコト。
それにしても、Aも人妻Bも彼も同じ職場。
しかも、人妻Bのご主人は彼の職場の先輩。
どうして、こんな手近な人で済ませちゃうかねぇ。
「AとBと、とりあえず別れるしかないでしょ。」
普通、皆さん、そうアドバイスすると思う。
ええ、私も当然そのように申し上げた。
杏ちゃーん、それが出来たらなーんにも悩まないんだよ~。
だって、両方とも別れられないんだもん。
Aはやっぱり若いし、一緒にくっついていて気持ちいいんだもん。
(↑SEXを指すと思われる。)
そりゃ、向こうは結婚したがってるし、僕はそのつもりないから悪いとは思うけど。
Bも捨て難いんだよ。
やっぱり、いろんなコトしてくれるしね。(←いろんな技を指すと思われる。)
結婚迫らないし。
でも、Bのダンナがうすうす勘づいているような気がするんだよね…。
ねえ、杏、どうしよう。
これって、相談事じゃないと思うんだけど。
「でも、Aをここまで思い詰めさせたのは、アンタの責任でもあるのよ、わかってるよね。」
「…うん、わかってる。」
「私は、やっぱりアンタに背中刺されたりして欲しくないわけ。」
「…うん、わかってる。」
イヤ、わかってないな。
男の本能って、不思議。
男は女が浮気をすると女を責めるが、
女は男が浮気をすると男の浮気相手に怒りの矛先を向ける、と言う。
私は女だけれど、男が浮気したら、自分と男を責めるタイプ。
Aも、彼を責めればいいのに。
by apricot0113
| 2004-10-28 02:14
| 今
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